今回で37回をむかえる商業界近畿ゼミナールは、新大阪メルパルクホールで開催されました。
この講演会に参加するようになって10年ぐらいになりますが、初めて参加したときにおどろいたのは、
冒頭に商売十訓を参加者全員で唱和することです。
商売十訓
1.損得より先に善悪を考えよう
1.創意を尊びつつ良い事は真似ろ
1.お客様に有利が飽きないを毎日続けよ
1.愛と真実で適正利潤を確保せよ
1.欠損は社会のためにも不善を悟れ
1.お互い知恵と力を会わせて働け
1.店の発展を社会の幸福と信ぜよ
1.公正で公平な社会的活動を行え
1.文化のために経営を合理化せよ
1.正しく生きる商人に誇りを持て
第三講義で、イオン株式会社名誉相談役の岡田卓也氏が講演されました。
 岡田氏の、生家は岡田屋という呉服屋で「大黒柱に車をつけよ」という家訓があるそうです。立地条件が変わったらいつでもよりよい場所を求めて店舗を移動せよ。つまり、環境変化に対していつでも対応できるようにしておけということです。この家訓の通り、岡田屋は、ジャスコ、イオンと業態転換して成功を収められています。
 イオングループ1%クラブを設立し、税引前利益の1%を社会貢献「環境保全」「国際的な文化・人材交流」に充当されている。まさに商売十訓を実践する経営といえます。
現在、氏はイオン環境財団理事長をされています。
「第一線からはなれ、儲けることからはなれ、使う方に回っている。お金をうまく使うのは難しい」
ということでした。
また、「世の中が変わっていく中で、商業人としてどのように変わるかが求められている。今小さいから小さいままではなく、大きくても大きいままではない。」と激励してくださいました。

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土蔵 康司

代表取締役トクラ商事株式会社
大阪、京橋の婦人服店を経営しています。2階で防護服のネット通販サイト防護服.COMも運営しています。  婦人服と防護服という意外な組み合わせで、新聞、テレビなどから取材が

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