20150417 保護観察は事件の状況にあわせて期間が定められています。保護司が送る報告書をもとに観察所が保護観察解除を決定します。面接情報が良い場合は、定められた期間よりも早く解除が決定されます。ところが、なかなか面接に来ないとか、保護観察中に守らなければならない、約束事がまもれない等の場合は、定められた期間いっぱいまで保護観察が続く場合もあります。
今回は、約束通りに面接をうけ遵守事項がまもられているということで定められた期間よりも早めに良好解除の通知が来た例です。
今回の対象者は、不良行為で2つの事件を起こしたため、1件の保護観察が終わると2件目の保護観察が続き、1年以上と長い付き合いでした。保護観察を始めたのは学生時代。学校に居場所がなく、昼と夜が逆転した生活の繰り返し。服装も乱れており約束の面接は忘れるという状態が続きました。こんな対象者でしたが変化の兆しをみせはじめたのは学校を卒業してから。仕事もするようになり、友人関係にも変化が。夜昼逆転の生活がまともな生活に戻り、面接もきっちり来るようになりました。
そして、今日が最後日。解除通知書を手渡すと驚きとともにうれしそうな顔になりました。定められた期間はまだまだ先になっているので、こんなに早く解除してもらえるとはと思ったのでしょう。生活態度が見違えるように良くなった事をほめ、健全な社会人として生活るように言って面接を終えました。

今回の対象者は、きっと再犯を犯すことはないでしょう。いつもこんな終わり方ができる対象者ならいいのですが。

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土蔵 康司

代表取締役トクラ商事株式会社
大阪、京橋の婦人服店を経営しています。2階で防護服のネット通販サイト防護服.COMも運営しています。  婦人服と防護服という意外な組み合わせで、新聞、テレビなどから取材が

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